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「圭介くーん わかんないよこの問題〜」
「どこ?」
泣きすがるもうなにやっても無駄な昌に勉強を教えようとする圭介の姿勢ってすごいなあ
自分だって今度テストなのに
と新藤晴翔は目の前の光景を遠い目でみた
圭介ってなんでこんなにもいい奴なんだろう
晴翔は英単語集をペラペラめくりながら考えてた
まじめだしドラムうまいし優しいし顔だって整ってるし
心のどこかで圭介に惚れてる自分がいたりして
晴翔はクスっと笑いマーカーで線をひく作業を始めた
「ー、でここは因数分解を使って解く」
「なるほど!さすが圭介くんわっかりやすーい!」
昌の清々しい声が部室内に響いた
「またわかんないことがあったらいってね」
「ありがとう!」
昌はルンルンでベースをひきはじめた
「こんにちは〜」
がらっとドアが開きありがはいってきた

