こんな雰囲気の中を私に出て行けって言うの? 馬鹿にしないでよ…私はそんなに強くないんだから。 二人に背を向けて私は裏門から帰ろうとする。 が…人間というものはそう器用なことをしようとすると空回りをするものだ。 私は石ころにつまずいて…見事に二人の前へと出てしまった。 「由紀、何してんの?」 私に気付くなり私へと駆け寄ってくる翔太。