けど、私たちが学校に着くまでそれほど時間は続かなかった。 「学校ついたな…」 名残惜しそうに翔太の声が耳に届く。 「うん」 私は翔太の手を離した。 「それじゃ…ありがとう」 夢はあっという間に覚めてしまう。 なのに嫌な夢はなかなか覚めてくれない。 世界というものは不公平なんだ。