フェンスによっ掛かって 目をつむる そして、なんだか 心地の良い 風の音に耳をすませる その時、フワッとなにかに 包まれた 風ではないなにかに、 私の世界に どうしたの?という声が 聞こえた びっくりして 目をあけてみると 知らない男の子がいた 男の子っていっても 同い年っぽいけど 栗色の髪が あたってくすぐったい ってこんなこと 言ってる場合じゃない 私、知らない人に 抱きしめられてるんだった