私と君と空と









フェンスによっ掛かって
目をつむる


そして、なんだか
心地の良い
風の音に耳をすませる





その時、フワッとなにかに
包まれた


風ではないなにかに、


私の世界に
どうしたの?という声が
聞こえた






びっくりして
目をあけてみると
知らない男の子がいた


男の子っていっても
同い年っぽいけど


栗色の髪が
あたってくすぐったい







ってこんなこと
言ってる場合じゃない

私、知らない人に
抱きしめられてるんだった