瞬の身体が私に近付いて触れた。
背中に瞬の身体の暖かさを感じる…
…なんか…恥ずかしい…
「…こっちに決まってるだろ?」
瞬はボタンを押し、イチゴ牛乳がガシャンッと落ちてきた。
それを取ろうとしゃがみ込む瞬、私は離れようとカニさん歩き…?をした。
「…でさ、誰に嫌われてんだよ?」
「ッ…まだ覚えてたの…?」
私は居心地の悪さに目をそらした。
「あぁ、まだ高校初日なのにもう嫌われたのかと」
…友達も出来てないのにいるわけないでしょ…と心で悪態をつき、仕方なく教えてあげた。
「…瞬は、私のことパシりとしか見てなさそうだし…嫌われてるのかなぁ…って」
最後の方、声小さくなっちゃった…
…対する瞬は黙ったままだし…何とかいえっての…
私はジト目で瞬をみた。
