「……ぱ………」
「…ぱ?」
しーんと静まった廊下。
い、言い出しにくいじゃんかぁ…!
「…ぱ…んつ……見えちゃう…」
「………は?」
「だ、だから!ぱんつ見えちゃうじゃんかっ!!」
「……くくっ…あはは…っ!」
急に笑い出した瞬につい涙で目の前が滲む
「な…何笑ってるのよ……」
声まで震えた、泣きたい…
…もう泣いてるけど。
「だってお前…ぱ、ぱんつって…っ」
笑いで震えている瞬、恥ずかしさで更に涙が溢れてきた。
「…ぅー…っ…瞬のばかぁ…っ…」
抑えきれず泣き出してしまった私、涙が頬を伝う。
「っ…泣くなよ……」
私を担いでいた状態から降ろし、苦笑しながら頭を撫でる。
「うっ……っ…」
「…とりあえず部屋行こ、な?」
瞬は、今度はちゃんと抱き上げ私の部屋まで運んでくれた。