「…念のため、部屋につれてくな。」
「ぇ、ちょ…っ!!?」
いきなり瞬にお姫様抱っこ………じゃなく、担がれた。
「…乙女の胸のトキメキが……」
「…お前、乙女だったんだな……お子ちゃまかと思ってた…♪」
「なっ!?」
お子ちゃま…!?
身体だってそれなりに成長してるのに、お子ちゃまって…!!?
「身体が成長してても心がお子ちゃまなんだよ。」
………
「…今回ばかりは声に出してないけど…?」
顔を覗き込みながら問いかける。
「…顔に濃く書いてあった。」
「はぁっ!?」
顔にって…どれだけわかりやすいんだろう…?
って、今思い出した!
「担がないでよっ!」
「は?なんで?」
「な、なんでって…!」
思わず口ごもってしまった。
