「なんだ、弟取られて拗ねてんのか?」
その言葉に苛々し、後ろを振り向いた。
瞬は口角を上げ意地の悪い顔をしながら瑠衣の頭を撫でていた。
…別に拗ねてなんかない
「ほんとだもん…」
「…何がほんとなんだ?」
キョトンとした顔で見てくる瞬、どうやら口に出していたみたいだった。
…なんか恥ずかしい…
「べ、別に何でもないって!」
首を横に思い切り振り否定をする私
瞬は瑠衣より前に出て、ずいっと私の前に体を寄せた。
「…ほんとに何でもないのか?」
瞬は更に顔を近付ける。
「っ!?」
近いその距離に顔が熱くなったのがわかった。
