話しかけてきたのは、黒髪でリンとした表情の…大和撫子みたいな女性だった。


「あ、琥珀!」







「…え!?」


琥珀ってこの女の人!?

てっきり男かと…


「…男みたいで悪かったな?」


「ッ!?」


ど…読心術!?


「あぁ、読心術だけど…「…教えてください!」


「…ってのは嘘で」



「嘘ですかッ!?」


「あぁ」


まぶしい笑顔で騙された…



「あ、この子は来栖 凛ちゃんって言うんだよ♪」



「ん、よろしくな。
あたしは『志木 琥珀(シキ コハク)』だ」


り…凛々しいな…!

手を出してきた琥珀さんの手を両手で握り…


「あ、よろしくお願いします!」


「あぁッ」




彼方 晴陽くんと、志木 琥珀さん…新しい友達が二人も出来た…!



これだけで嬉しくて胸がいっぱいだった♪



…あれ?何か忘れてるような…