バッドエンドにさよならを


教室に戻ると、相変わらずサワたちがにやにやしていた。

「ユウおかえりー。どうやったん?」

「どうやったも何も、女とは勝負とかする気ないし。」

「…は?」

「なんよ。」

「いやいや!あの子の雰囲気からしてどう見ても告白やったやろ!?」

「告白?喧嘩申し込まれたんやけど。」

「はあ!?」

二宮の声がうるさい。

「突き合ってくださいって言われた。フェンシング?でもスポーツでも俺は女とやる気はないし。」

3人は頭を抱えた。