「もう喧嘩するんじゃないぞ。先生も面倒見切れんで。」 「…退学でもなんでもすりゃええやん。」 「今岡!」 担任はいいやつだと思う。 でも喧嘩はやめられない。 教室に戻ると、クラス中の視線が俺に向く。 だけどそれは一瞬で、すぐに逸らされた。 これだけ問題を起こしている俺に関わらないでおこうという気持ちが見てとれる。 もう慣れた。