「なあ、俺とお前の関係って何?」

「え、友達じゃないん?」

「え、」

「え、違うん?」

友達…

「でも俺ら、どっちも友達になろうとか言ってないやん。」

「友達って知らん間になるもんやん。」

担任も中井も二宮も、他校の不良ですら俺らを友達だと言ってきた。

こいつと友達である意識がなかったのは俺だけか。