バッドエンドにさよならを



「「サワ!」」

「…ユウ…なんできたん。」

サワは後ろで手を縛られている。

「暴れたかったから。」

「ダメやって…退学になるやん…。」

「バレなきゃオッケーやろ。」

「何ごちゃごちゃ抜かしとんぞ。」

敵は5人。なんか見たことあるようなないような顔。

「なんでこいつが人質なんだよ。」

「そりゃあお前の唯一のダチやからやろ。」

「は?」

「今まで一人で行動しおったお前が誰か連れとったら目に付くわ。しかもこんなチビで弱そうなやつ。」

ダチ…。

「人質なんて卑怯じゃねえ?しかも俺一人に5人とか。」

「どんな手使ってでも勝った方が正義なんだよ!」

男たちが殴りかかってきた。