バッドエンドにさよならを


「…ユウ、謝ろう?」

「はあ?」

「井上?なんでお前がここにおるんだ?授業中だろ。」

「昨日僕、失礼なことしちゃったんで謝罪しにきました。」

頭をかきながら困ったように笑うサワ。

「ユウも一緒に謝ってよ。」

「なんで俺が…」

「一人じゃ心細いんだ。一緒に謝って。」

「嫌やし。」

「お願い。」

言葉は下手なのに逆らえない圧力を持つサワ。