その日から中井はサワに話しかけるようになった。

それを見て不満げな忠志。

「なんで中井がサワと一緒におるんぞ。」

「忠志…」

中井は忠志を一瞥するとニヤリと笑った。

「俺は野上くんを敵に回す覚悟があるからな。」

「は?」

「覚悟をもって井上くんと一緒にいるんだよ。」

「な!?そんなん俺やって!サワ!もうやめるからな!お前から離れて生活するん終わり!」

「え、」

「嫌とは言わせんぞ!なあ、寛太!」

「おん。」

寛太も笑って頷いた。