翌日。えりちゃんとサワが学校に行くと、二宮が靴箱にいた。

「二宮くん、おはよう。」

「えっ!あっ!おはよう!」

二宮の様子がおかしい。

「二宮くん…もしかして上履きないの?」

「あるよ!あるある!ほら!」

ザザー

「…え、」

「あ、」

二宮の上履きの中から大量の砂がこぼれた。

「…二宮くん。」

「ちゃうって!これ自分でやったんやって!」

「んなわけないやろ!」

「え、ちょ、サワくん!」

サワは二宮とえりちゃんを置いて3組の教室に向かった。