「二宮、今日俺日直なんよねー。代わりにやってや。」

「…ええよー。」

二宮は3日連続で日直をしている。

二宮はクラスの男子からめんどくさい仕事や役割はすべて押し付けられていた。

その様子を見ていたクラスメートのえりちゃんはモヤモヤ。

席を立ち、男子のもとに向かった。

「なあ、二宮くんに全部押し付けるんやめえや。日直くらい自分でやりい。」

「あ?えりちゃんやっけ?二宮はな、日直の仕事が大好きやけん、俺らは大好きなことやらせてあげとるんよ。なあ、二宮。」

「う、うん!そう!」

二宮はへらへら笑っている。