「…俺、君らと友達になる気なんかないから。よろしくしないで。」 中井のその一言で空気が凍った。 「中井くん!」 「なんだよお前。こっちが気持ち良く話してんのに空気悪くしやがって。」 「た、忠志、落ち着いて。」 「もう絶対お前とは喋らんからな。寛太、サワ、行こうぜ。」 「え、」 忠志は2人の腕を引っ張る。 「井上くんも、もう俺には近づかんで。」 中井は表情を変えずにそう言ったが、その目はどこか悲しそうだとサワは思った。