「…サワ?」 乱れ始めたモニター。 「サワ!おい!」 まずい。おばさんを呼ばないと。 「…う……」 「え?」 「…ユ…ウ」 「…サワ?」 サワは確かに俺の名前を呼んだ。 「サワ!わかるのか!」 力はないけど握り返してくる手。 「サワ!」 サワは目を開いた。