「あ、もうこんな時間!飛行機とってるから行くな!じゃあな!」

鹿島は慌ただしく帰って行った。

中井と二宮は呆然としている。

「鹿島くんって何者!?」

「天才なん!?変人なん!?」

「…さあ。」

きっと天才でもあり、変人でもある。

それが鹿島という人間なのだろう。

鹿島の言葉に勇気づけられたのは確かだった。

サワだけでなく俺も報われた気がした。