「ユウ。ねえ、ユウ。」 「え、」 サワの声がして目を開けた。 「サ…ワ。」 目の前に立っているサワ。どうして?検査は? 「ごめんね、ユウ。僕のせいで辛い思いさせて。」 「サワ!お前体は大丈夫なんか!?」 「うん。打ち所が良かったみたい。」 「そっか…よかった。」 「心配かけてごめんね。」 いつものようにへらっと笑うサワ。 「お前が無事ならそれでいいよ。」