二人が楽しそうだったから断れる雰囲気ではなかった。まあ断る理由もないけど。

『急ぎの用事があるからすぐに電話してほしい』というニュアンスのメールを各々作成し、送信ボタンを一斉に押した。

「さあ誰が一番かなー。俺かなー?俺かなー?」

「たぶんサワバイトだから返事は遅くなるやろうな。」

「じゃあ明日学校で報告な!」

「おけー。」

サワへのメール企画が終了したところでまた元通りゴロゴロ。

「今岡くん暇ー。」

「暇ー。」

「帰れ。」