「今岡くーん。おらんのー?」

「出てこんなー。もしかしたらどっか行っとるんかな?」

中井と二宮だった。

どうしてこの2人が。

ドアを開けると2人は驚いたように目を見開いた。

「今岡くん、おったん?」

「…おん。なんで2人はここに?」

「担任に住所聞いたんよ。」

…個人情報…。

じゃなくて、

「なんか用事?」

「あ、そうそう。今岡くん最近学校来てないからなんかあったんかなと思って。はいこれ休んどった間のプリントとノート。」

「…ありがとう。」

パラパラとノートを見ると、見覚えのある字。サワの字だった。