とどめのような お母さんの言葉は続く。 「それから、彼方くんには茉李遊の彼氏ってかとになってるからね? ちゃんと仲良くするのよ~! じゃあ、飛行機だから電話きるわね」 プチッ………… プップープー…… 一方的に電話を切られた。 耳には機械音が虚しく鳴り響いた。