「や、でもやっぱり性格は大切だよ?」 顔だけよくてもね? うん、うん… 一人で頷いていると 「はぁぁあ」と大袈裟なくらいの 朱希のため息が 目の前で聞こえた。 「な、によ」 「あんたほんとバカ!?」 なんですってー!? さっきから聞いてれば バカバカ、連呼しすぎじゃないの!? 「ちょっと、「だってバカでしょ?」 あたしに言葉を被せてきて さらに"バカ"って言った。