「意味はないはずだけど………」 「なに!思い当たることあるの!?」 ポロっと口からでた言葉に 朱希が思いきり反応した。 「うーん…まぁ少しは」 「なにさ!いってみなさい」 こんなふうに言われたら最後、 断ることは出来ない。 強い視線で見つめられるなか お母さんが帰ってきた時のことを 朱希に話した。