「茉李遊?」 いきなり歩くのをやめて、 スーパーの前で止まる。 「どうした?」 「……わかんない」 「ん?」 俯くあたしに 視線をあわせるように 少しかがんで目線をあわせる。 「わかんないよ……!」 「は?」