年下家庭教師






「………っ」



「なんだよ、黙って」



「や、別に…」



でも、嬉しいな……



さっきまで、彼方を好きか好きじゃないかで


悩んでいたのに、


彼方の言葉で一気に好きだって


気づいてしまった。





「さっきは、年下扱いしてごめんね?」



「ほんとにな」




ごめんなさーい!


怒ったように顔を背ける


彼方に心の中で謝った。