その言葉に拗ねるみんな 「なんだよ~せっかく来てやったのに」 「……すまない」 「顔ぐらい見せろよな」 「…それは、できない」 そりゃそうだよね 顔を見せたら猫耳も見えちゃうし 「まぁ、まぁ♪璃桜のことは僕に任せてよ♪」 「あ、おいっ」 僕は満面の笑顔で言いながらみんなの背中を押して追い出した 「ふぅ…やっと行ったか…」 璃桜は襖が閉まるとそろそろと布団から出た その表情は少し悲しそうだった