「両者構え…始め!」 張り詰めた空気が道場に流れる 今回先に動いたのは璃桜だった ―カンッ ―ヒュンッ 木刀が空を斬る音と、 木刀と木刀がぶつかりあう音が響く 「やっぱり凄いね…それじゃあ、これはどうかな?」 沖田はニヤリと笑いながらそういうと璃桜から一旦離れて構え直した 「え?あれって…」 「おい、あの構え…」 「嗚呼!!あれはっ!」 沖田の構えをみて隊士たちがざわめく ―トンっ