「血の臭い?そりゃあ何人もの人を斬ってきたんだ僕の身体に臭いがこびりついていても可笑しくないでしょ?」

「私がお前の血と他人の血の見分けがつかないとでも思っているのか」

「…まぁ、僕も良く怪我するから」

「総司、本当に大丈夫なのか?」


ヘラヘラしながら答える沖田に土方が尋ねた


「大丈夫ですよー?土方さんが僕の心配をしてくれるなんて、明日は嵐かな」

「お前なぁ!!」


その日は沖田が大丈夫だと言って皆を説得した

璃桜の血を飲まずに


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「ゴホッゴホッゴホッ…酷くなってきたな…バレるのも時間の問題か…いや、もう璃桜にはバレてるな」


夜中に小さく響く咳

沖田は自室で自分の掌についた真っ赤な血を見ながら悲しそうに、悔しそうに呟いた


「何で…僕なんだ…!!」