「ごめん、言いたいことは分かるよ。でも俺、女房が居るんだ。言ってなかったから知らなかったよな。結婚指輪もしてないし。でも結婚してるんだ。」 冷静な彼から冷静な口調でそう言われたときは 顔から火が出そうなくらい熱かった。 恥ずかしかった。既婚者に愛の告白をして見事に振られ、既婚者と知らなかったにしても恥ずかしかった。 雄大さんが真面目で誠実な人であったのが救いである。 浮気心のある男なら奥さんの存在を隠して付き合うかもしれない。 体だけの関係なんてごめんだ。