まんまるの瞳と目が合うと、猫ちゃんは私の足にすり寄ってきた。 「葉山先輩は動物にもすぐに懐かれるんですね」 目を細めてニコッと笑う結城くん。 もうその笑顔も見れなくなるんだね。 ……ちゃんと返事は決めた。 言わなきゃ。 「……結城くん、あのさ」 甲高い女子たちの笑い声が近づいてくる。 時間が時間だから部活終わりの生徒がいっぱい出てくるだろう。 校門の前じゃ目立つな…… 「歩きながら話そ」 「……はい」