志帆には告白されたこと言ってない。
相談しようとは思ったんだけど……
「あ、顔のキレイな子がこっちに近づいてきたよ」
う、うう嘘でしょーっ!?
「嘘だよ。莉子のことからかってみた」
満面な笑顔を向けてくる志帆に私は大きな大きなため息をついてみせた。
もうっ……志帆って子は〜!
「で? 何があったか全部吐き出しなさい」
「……予想外なことが起こったよ……好きって言われた」
志帆から視線を外してシューズに足を入れ、靴紐をきゅっとしばる。
一年生が準備をしてくれているから部活が始まるまではまだ少し時間がありそうだ。



