空いてる席がないかキョロキョロと探してると……あった! 「あ、結城くん! あそこ空いてるよ」 前を歩いている結城くんの制服の袖をつかむ。 勢いよく顔を向けてきた。 「わ、え……あ、はい!」 「どしたの? 結城くん」 「いえっ、なにも」 気のせいか少しだけ顔が赤くなってる。 まぁ、たしかに人が多いし、暖房ききすぎて暑く感じるよね。 大丈夫かな?