先生は残ったネームプレートを私の手に乗せてきた。それを両手で受け取る。 ゆっくりとした足取りでドアの前に置いてあるパイプ椅子の方へと先生は戻っていった。 あそこが先生の定位置なんだよね。 志帆が部長で私は副部長。 立候補ではなく部長と副部長は先輩たちが任命する方式なんです。 「ダブルスでいいんだよね。じゃあまずは……」 私の手の中にあるネームプレートを取ってペタペタと貼っていく志帆。