観客席に戻ると志帆や男子バド部のみんなはもう応援ムードに入ったいた。 いいよね。こういうの。 みんなちゃんと応援してくれるって。 私も応援がんばろう。 「顔のキレイな子の試合始まるね」 コートに視線を向けながら隣に立つ志帆にコクッと小さく頷く。 結城くんに魔法の言葉をかけてきた。 頑張れ。 絶対勝てる。 結城くんならできるよ。 これらの思いを込めて『大好き』と伝えた。 魔法の言葉。