校門を出ていつものように左に曲がろうとしたら誰かがいきなり前に立った。 「うわっ!?」 鼻をぶつけてしまい押さえながら少し後ずさる。 いったぁーい……! 低い鼻がさらに低くなるよ〜っ! 「あ、すみません。驚きましたか」 「えぇ? 結城くん?」 鼻を押さえながら目の前にいる人の顔をじっくりと見る。 あ、結城くんだ。 「一緒に帰りませんか?」 唐突なお誘いに言葉が出ない。 校門から部活終わりの生徒たちがどんどん出てくる。 みんな私たちをチラッと見てから通り過ぎて行く。