恋の魔法に




必死にノートをとっている私を志帆は呆れたように見ていた。



「寝てたの?」


「ちゃんと起きてたよ! ただぼーっとしてただけ」



シャーペンを筆箱の中にしまい、ノートを閉じる。


志帆はずっと私を見ている。
……そんなに見つめられるとなんだか恥ずかしくなるんだけど。



「もうすぐでバレンタインだよね」


「へ? あ、うん。そだね」



そっか。
もう2月入ってたもんね。