前を向いて歩き出す結城くんに私は聞こえるか聞こえないかの声で言った。
「好き……って言ったら?」
結城くんはどんな顔をする?
「え……」
はっと顔をあげるとかなり驚いた表情をした結城くんと視線がぶつかる。
……ちょっと待った。
私、今なんて言った?
もしかして私とんでもないことをやらかした!?
「きょ、今日は先に帰るねっ!ごめんっ」
顔もちゃんと見ないでそう早口に言って私は細道をひとり駆け抜けた。
どうしよっ……
なんであんなこと言葉が口から出ちゃったのか不思議で仕方ない。
無意識怖すぎるっっ!



