「青木じゃあなー」 「おー」 青木くんたちのそんなやりとりを聞きながら私は校門から出てくる生徒たちの顔をじっくりと見る。 通らないなぁ……結城くん。 「青木くんもお疲れー。 んと……友達待ち、かな」 「え? 彼氏待ち?」 「友達待ち」 「顔赤いけど」 そう言われてポケットから慌てて手を出し、手の甲を頬に当てる。 嘘っ! 私、顔赤くなってんの!? なんで!?