上を見上げながら歩いていたらドンっと勢いよく志帆にぶつかってしまった。 「わ、ごめん!」 「ちゃんと前見てないと転ぶよー」 「莉子は何もないところでも転ぶからねぇ」 前を歩いていた子たちが後ろに振り返った。 「いやいやいや! それはないから」 「あるね。てか、あったよね。あれは爆笑」 私の必死の抗議も甲高い笑い声たちにもみ消されてく。 人の話を聞けーっ! 「あっ、そーだ。莉子の恋ばな聞きたいなー?」 志帆がにやっと笑った。 いきなりなにを言い出すのこの子は!