「うん! 頑張る」 そう言って隣を見てみると結城くんがやんわりと微笑んでくれていた。 驚いた。 そんな優しい表情を初めて見たから。 て、天使みたいだ…… 「あ、先輩。 電車がもう来ちゃいますよ」 「えっ、やばっ! 急がなきゃじゃん!」 急いで階段を上って走って改札を抜ける。 ふわっと揺れるサラサラな髪をぼんやりと見つめながら私は走った。 なにかがおかしい。 前となんか違う。 このドキドキはなんでしょう。 どうやって説明するんだ、これ。