「身長ですか」 「……え?」 「女子みたいな顔してるからですか」 「……あの、結城くん?」 「年下は好きじゃないですか」 「はい?」 斜め後ろにいる結城くんの方に振り返ろうとしたら腕を引っ張られ道の端に寄せられた。 目に映るのは学ランの金色のボタン。 「お嬢ちゃんたちごめんねー」 自転車に乗るおばちゃんがさーっと横を走っていった。 後ろから自転車来てたんだ…… 全然気づかなかった。