夾ちゃんは小五のときにこっちに引っ越してきて最初は私の三軒どなりの貸家に住んでたけど、小学校卒業と同時に新しく建てた一軒家に引っ越していった



だからと言って学区は一緒だから中学までは一緒で、高校は学力という分厚い壁で別々の学校に進学する




「ほらよ、柚。」


「えっ、えーとありがとう。夾ちゃん」

あれ、もう書き終わったんだ?
頭が夾ちゃんとの出会いに回想してた間に…。


「どういたしまして。」



そう言って夾ちゃんは自分の友達のとこに向かっていった




あっ、夾ちゃん行っちゃった…。
どうしよう、誕生日プレゼント渡しそびれちゃった…。


夾ちゃんの携帯のアドレスも番号知らないのに…。

困ったなー、噂になるのはもう勘弁だし…。


あとで舞桜に付き合ってもらって夾ちゃんの家に届けよ。