「ただいまぁ!!」

「お帰りなさい、秋菜ちゃん」


ふぅ、お家は落ち着くなぁ。。。
さっきの騒ぎは何だったんだろう
それにあの王子様みたいな人は・・・?


「キレイな男の子だったなあ~」


あーいうのを王子様というんだろうな
背が高くて、金髪で、目が緑色で・・・
って何人!!!?


「秋菜ちゃん!!ちょっとニュース見て!
イギリスの王子様だって、あなたの学校に」



何だろう・・・?
学校に王子様って



「なぁに、お母さん。王子様って・・・」

「ほら、ほらほら!!」


≪イギリスより、
ピーターソン・星太・アレック様が来日致しました・・・≫


「誰?ピーターソンって・・・」


≪星太様は、美柳町・桜ヶ丘学園に入学し、
二学年で日本について学ぶご予定で・・・・・・≫


「桜ヶ丘って・・・うちの学校!!!?」

「すごいわねぇ~」


うそ!うそ!!うっそぉぉぉぉぉぉ!!?
本物の王子様が!?
ええええええ!!?


「ふふふ、秋菜ちゃんが彼女になったらお姫様ね」

「ふぁ・・・」

















「そ!信じられないよね、由依ちゃん」


夕ご飯を食べ終わって、
部屋ですぐに由依ちゃんに電話した。


『ほんと。まさかあのアレック家なんてね・・・』

「何、アレック家って」

『・・・え?
まさか秋菜、ピーターソン・星太・アレック知らないの!?』

「ぅ、ぅん・・・誰?そんなにすごい人なの??」

『あのねぇ・・・;;
まず、アレック家っていうのはイギリスの超名家、お金持ちなの!』

「ええ!?∑;」

『んで、星太っていう人はお母さんが日本人で
アレック家の一人息子なワケ!!』

「ってどういう意味…?」

『だぁーかぁーらぁー!!
星太のお母さんが日本人で、アレック家の当主と結婚したの。
星太は次の当主だから、本物の王子様ってこと!』

「へぇー・・・」

へぇーって・・・

「ええええええええええ!!?」