「よーよー、真那斗くん。見事に遅刻でっせ。」 と私は隣の男子に言った。 彼の名前は真那斗くん。 幼稚園からずっと一緒で、実は仲がよかったりもする。 「今度はなんで遅刻したんですか?」 「んー?体調不良と貧血で保健室で寝てたんすよ。」 「また保健室か?」 「そー。偶然須山くんに会ったから連れてってもらったぁ。」 ほんと感謝してるぜ、須山くん。