「………よろしくね、あーちゃん♪」

う……笑われた。

「…よろしく」


あ……ブレスレット

渡さなきゃ。



「あの…さ、

このブレスレット一ノ瀬君のじゃない?」

「………ん?

あ、そぅだ。なくなったと思ってた。

拾ってくれたんだ!

ありがとう。

あと、一ノ瀬君じゃなくて

優って呼んで??」

「ぃぇぃぇ♪

え、、なんで?」

「前の学校だとみんな優って

呼んでたから……」

少し寂しそうな表情。
なぜか私は、この表情を
見たくないと思った。