ダラッと手を伸ばしている青白い顔の女の人。
入口のところで待ち構えているのだ。
リアルで怖すぎて声も出ない。
キラは余裕そうだ。
あたしはキラの腕を絡めてひっつくと、キラは驚いたのは一瞬、凄く照れたような、嬉しそうな顔をした。
…それにしても、怖すぎる。
今はパパたちが休憩中で知り合いの人がいなくて容赦無く驚かしてくる。
こ、怖い…。
最後は、何もないと思いホッとした途端
ひやっと冷たい手があたしの足首をつかんだ。
「ッッッ!!!!!」
声が出ない!
キラに助けを求める。
するとキラは、
「困ったオジョーサマですねーw」
といって、お姫様抱っこをして走り出した。
