「私‥新藤くんが好きなの‥っ」


「あ〜あのさ‥ これなんかの罰ゲーム?」



彼女は驚愕の表情で俺を見つめた。
潤む瞳で俺を。




「そんなっ」



やばますます潤ませた



「わりぃ」




「えっ それって」




「いや!そうゆう意味じゃなくて‥」





俺はありもしない脳内の知識をフル活用して言葉を考えた


なるべく早く答えを出さなきゃますますこの人が俺を見つめてくる





「 明日‥だすから 今日はわりぃ」




「明日まで待ってるね新藤くんそれじゃあ」





彼女は少し小走りで廊下を駆けてった




悪いことしちゃったな






さてと‥

俺はギターケースをしょいなおした






てか‥







────好きなんです──────好きなんです───────好きなんです───────



「まじでか」







俺はため息をついた